芥川賞作家・村田沙耶香が描く話題作『世界99』に関するクイズです。
不思議で刺激的な世界観や登場人物についての知識を試してみましょう!
第1問
『世界99』の主人公・如月空子(きさらぎ そらこ)が生き抜くために駆使する、コミュニティごとに適切な人格を作り出す特技(手法)は何でしょう?
正解:
〈呼応〉と〈トレース〉
💡 解説 「からっぽ」で明確な性格を持たない空子は、他者の振る舞いを観察・分析して合わせる〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、それぞれの場で「安全」と「楽ちん」に生き残るためのペルソナを作り出します。
第2問
作中に登場する、ふわふわの白い毛とつぶらな黒い目を持つ、物語の鍵を握る可愛い生き物(のちに人間社会を変貌させる存在)の名前は何でしょう?
正解:
ピョコルン
💡 解説 当初はただのペットとして飼われていた生き物・ピョコルンですが、技術の発展によって特別な機能を備えるようになり、社会全体を大きく変容させていきます。
第3問
物語の冒頭、空子が生まれ育ち、後に戻ってくることになる清潔で管理された街の名称は何でしょう?
正解:
クリーン・タウン
💡 解説 空子が幼少期に引っ越してきたクリーン・タウンは、作中で人間関係や社会構造の「過剰適応」と「クリーンさ」が提示される象徴的な舞台となっています。
第4問
空子が幼少期に自分の内面で最初に起きたと回想する、社会や集団に適応するための変化を何と表現しているでしょう?
正解:
分裂
💡 解説 空子は幼稚園時代に最初の「分裂」を経験し、家庭内での自分や集団の中での自分を切り分けて使い分けるようになっていきました。
第5問
主人公・空子の幼馴染であり、物語の後半でも深く関わり続ける同級生の女性の名前は何でしょう?
正解:
白藤 遥(しらふじ はるか)
💡 解説 自分とは異なるあり方を持つ白藤遥とその存在は、空子が社会の中で自分や他者と関わり続ける上で重要な存在となっています。
第6問
村田沙耶香が『世界99』を単行本化する前に連載していた、集英社の月刊文芸誌のタイトルは何でしょう?
正解:
「すばる」
💡 解説 文芸誌「すばる」にて3年以上にわたり連載された、村田沙耶香にとって初となる長期連載作品です
第7問
作中で社会が再生・変容していく過程において、混乱する人類のために「人間リサイクルシステム」を考案したとされる存在(人種・グループ)は何でしょう?
正解:
ラロロリン人
💡 解説 「リセット」を経て混乱していた社会は、ラロロリン人の考案したシステムによって新たな秩序と再生の局面へと向かっていきます。
第8問
『世界99』は、一冊の単行本ではなくどのような構成で発売されたでしょう?
正解:
上・下巻(全2巻の大長編)
💡 解説 著者の最高到達点とも評される圧倒的なスケールと濃密なストーリーで描かれており、上巻・下巻の2分冊で刊行されました。
第9問
村田沙耶香が2016年に第155回芥川賞を受賞し、世界的なベストセラーとなった代表作は何でしょう?
正解:
『コンビニ人間』
💡 解説 『コンビニ人間』の主人公・恵子は「コンビニ店員」という単一のペルソナに身を置きましたが、『世界99』の空子は無数の役割へ「分裂」しながら生き延びようとします。
第10問
作中で描かれる、感情が芽生えたり伝染したりする身体的な反応を、作中の表現では「何」と例えられているでしょう?
正解:
振動(内臓の震え)
💡 解説 「感動は振動だ」という独自の視点で、肉体や感情の連動が描かれており、村田作品ならではの身体感覚が鋭く表現されています。
いかがでしたでしょうか?
村田沙耶香のディストピア大作『世界99』は、人間社会のルールや生きづらさを鋭い観察眼で描いた衝撃的な作品です!
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